平静とロマン

平成生まれの大正浪漫

3月2日 メイドさんのこと

友達に誘われて、はじめてメイドカフェに行ってきた。メイドカフェと言ってもフリフリミニスカートにニーソックス、ちょっと厚底の黒パンプスのメイドさんがお迎えしてくれて、オムライスにケチャップで絵を描いてくれるようなああいう感じではなくて、ロングスカートに白エプロンのクラシカルなメイドさんが優雅に紅茶を淹れてくれるお店。

紅茶がおいしいお店に指定されているそうで、久しぶりに会う友達とゆっくりお茶をしたかったから選んだ。

2人掛けのテーブルが10卓ほどの小さなお店で、入り口の近くにかなり大きな猫の置き物があるのが気に入った。チェロのボディくらいは余裕であるような大きさのキラキラした目の猫の置き物なんて滅多にないし。

お店の説明に来てくれたお姉さんがすこし緊張しているなーと思ったら研修中の方だったけれど、すごく涼しげでかわいくてどきどきした。

ケーキは桜のズコット、紅茶はオレンジペコーにして蜂蜜を添えてもらった。
一緒に行った友達はマリアージュフレールのアップルティー、ポムと苺のモンブランにしていた。

カウンターに置かれたベルを振ってメイドさんを呼ぶのはすごく尊大な気がしてちょっと緊張した。
オーダーを下がるときに深くお辞儀をしてからちょこんと膝を折る動作がとにかく可愛い。

紅茶は先輩の慣れているメイドさんが淹れていたのだけれど、右京さん並みにたかーくポットをあげてお湯を注いでいたのはすこし面白かった。ああしたほうが香りが立つのだろうか。
ちなみに先輩メイドさんのほうはややエキゾチックなお顔の美人さんで、当たり前にかわいかった。かわいいは正義。完敗した。

お茶を持ってきてもらって、注いでもらってケーキも揃った。それがこちら。

ミルクのピッチャーが牛なのがすごーくかわいかった。
メイドカフェは割高のイメージがあったのに椿屋珈琲あたりと同じくらいの価格帯だったからケーキも紅茶も正直そこまで期待はしていなかったけれど、十分おいしかった。

500mlのポットサービスだったから7分目くらいまで入れて4杯半くらいあり、おしゃべりに花を咲かせながらゆっくり飲んだ。

90分の時間制で、80分くらい滞在しただろうか。
帰りにお会計を済ませたあとブロマイドをもらってからお姉さんが外までお見送りをしてくれて、そこではじめてお姉さんとお話をした。
初対面の人と世間話をするのがそこまで好きではないし、かわいいお姉さんと対面して緊張してしまったため早めに切り上げて失礼したが、これは非常にあぶない。お姉さんを好きになってしまう。
1000円ちょっとで美味しい紅茶を飲んでケーキが食べられるのにこんなかわいいお姉さんとお話ししてにっこりしてもらってお見送りってそんなのはまったら最後だ!

まるで回し者のように書いてしまったけれど、普通に行ってどぎまぎして帰ってきただけです。お店はここ。
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