平静とロマン

平成生まれの大正浪漫19歳

吉祥寺・ゆりあぺむぺる


久しぶりの友人に会いにめずらしく吉祥寺まで行ってきたので、すかさずずっと訪れたかったゆりあぺむぺるへ。

赤いクリームソーダのイメージが強かったが、メニューには意外にも赤(ザクロ味)のほかにもアプリコットオレンジとバイオレット、期間限定のラピスラズリがあった。
何色にするか迷ったものの、友人がラピスラズリを選んだのでわたしは定番のザクロにした。

軸が太めでガラスの厚いずんぐりとしたワイングラスは手作りのようなあたたかさが感じられた。写真には写らなかったが裏側にはラピスラズリのような深い青の班が入っていて涼しげ。

アイスクリームは生クリームのようなかなりなめらかな触感で柔らかく、しゃりしゃり感はほぼゼロ。アイス自体が美味しくてついついたくさん食べてしまうタイプ。ライオンとかgionと同じ系列かな……。


ソーダは底にシロップだまりがあり、グラデーションになっているのでスプーンで混ぜるとシロップが陽炎のようにゆらゆらしながらソーダに混ざっていくのが見えてとても美しかった。

味は、ザクロではないかもしれない。そもそもザクロはぷちぷちとした触感と渋みしか印象になく、味を明確に思い出すことができないので説得力にかけるが、少なくともいちごの味はしなかった。ピーチに近い、柔らかな甘みがあった。

友人の頼んだラピスラズリを一口もらったところ、そちらはレモンのような、明らかに違う味がしたので色によって味が違うことは間違いないと思う、見た目に味が左右されているとかそういうレベルには収まらない香りの違いがあった(すくなくともわたしには)

凝った細工の施された入り口のドアや木の暖かい雰囲気がある店内の写真をみて勝手に井の頭公園沿いの静かなエリアにあると思っていたが、駅からすぐのチェーン店や居酒屋の林立するあたりに慎ましげにすてきな空気を発していて入る前からグッときた。

たしか名前の由来も宮沢賢治だったと記憶しているが、銀河鉄道の夜の手書き原稿が掛けられていたり、マッチには猫の描かれていたりと宮沢賢治のどこか浮世離れした雰囲気をたしかに受け継いでいて、小川未明宮沢賢治が好きなわたしはとても居心地が良かった。