平静とロマン

平成生まれの大正浪漫20歳

散歩の日のこと

 

中目黒でコースのランチを食べた。スパークリングワイン一杯で真っ赤になって、気分良く目黒川を歩いた。

 

ふらりと寄った駅前の書店でロマンスの辞典という本を見つけ、真剣に購入するか迷ったが購入の動機が「こんな本が本棚にある女は可愛いかもしれない」というひどく不純で下品なものだったので思いとどまった。

読書家の美しい友人の顔を思い浮かべながら、きっと彼女はそんな理由でこんな俗っぽい本は買わないだろうと思い自分を恥じる。たしか彼女は彼女で好きな男の勧めるままに本を読み続け、気がついたら三島由紀夫の虜になっていたという不思議な読書体験をバックグラウンドに持つ女性だが、それでもわたしの乱読よりはおそらくいくぶんか質は高い。

 

中目黒から移動して、年末ぶりにとある古本屋に行き本を何冊も買った。店主と顔なじみになったその古本屋に行くのはまだ四度目だが、はやく馴染みの古本屋と呼びたい。