ことばを選びたい あなたに選ばれたい
ご無沙汰しています。
おかげさまでこの1年所属しながら苦しみに苦しんでいた某組織でトラブルに見舞われ、きれいに足を洗えそうなわたしです。
始発から2本目の電車に乗ってほとんど休憩する間もなく(少なくとも昼ごはんを食べられるような昼休みは存在しなかった)くるくるばたばたぽーんぽーんと動きまわって23時に帰宅、休めるのは体調不良のときだけというような生活でした。
大切なだれかを遠ざけて、最低限の文化を投げ捨てて、目指すなにかやなりたいだれかが見えないまま必死で走りつづけていた1年はそれでもわたしにとって意味のあることだったと言いたいけれど、ひとの悪意に蹴つまずいてようやく身体を見わたすと傷だらけで。
2週間の長期休暇をもらったときはとにかく安堵の一言につきました。
とりあえずいまは読みたかった本を読んで、きちんと勉強して、気絶するような入眠ではなく穏やかな就寝ができる生活を取り戻そうとしています。
ご縁があって日本現代詩の最先端をゆく方々とお会いすることができたので最近はもっぱら近現代の詩歌を読んでいて、勧められて自分で書いてみたりもしはじめました。
まだほんのすこししか読んでいないし詩の世界に足を踏み入れたばかりのわたしですが、現代詩は"詩"といわれて想像するような仰々しいことばを使って異世界の景色を綴るかゆいものではないのかなと思っています。
Twitterにもちらりと書いたけれど、会話することでは吐き出せない、エッセイにはうまく仕立てられないような、どこから湧き出てくるのかすらもわからないあわい輪郭の感動をちぎったりあつめたりうすく伸ばしたりして言葉という形あるものにする営みのことをわたしは"詩を書く"と呼びたいです。
誰かに届いているのかもわからない、こんなちいさなブログに送り出すことばはほとんど祈りに近いので。
誰にも見つけられない星になれたらと願いながらも、どれだけ叫んでも伝わらない・届かない想いがいつか誰かの心を震わせるんだと歌うandymoriに供えたい文章でした。