平静とロマン

平成生まれの大正浪漫19歳

生存戦略


最近、顕著に焦っている。
生き急いでいる、とかそういう表現が正しいのかもしれない。

大学の今年の語学のクラスはいま女子が私を含めて5人しかいない。春学期は6人だったが、ひとりはイギリスの大学に交換留学が決まって旅立って行った。
彼女は中学と高校が同じで、わたしと同じ学校に留学していたのでこれで2度めの留学だ。

1度めの長期留学で海外でのコミュニケーションに困らない程度には英語を習得したはずなのにもういちど語学留学に行くなんてなんの意味があるんだろう、経済的に豊かな家なんだなあと思う反面、交換留学の枠を獲得できるほど優秀な成績を収めている彼女と自分を比較して、劣等感を感じざるを得ない。

彼女はツイートが面白いことでも人気で、フェイスブックに留学の体験記を書いてみんなから文章がうまいね、面白かったよと褒められていた。


そんな人気者の彼女が惜しまれつつ日本を去り語学のクラスに残された女子5人のうち、またひとり留学が決まった(らしい)。
周囲の女の子の反応からうかがい知るばかりで、わたしは何も知らないが。


別にはぶられているわけではない。
去年のわたしは学校で友達を作るどころではなくて、学校に行って部活の練習に出てバイトをして寝て起きて単位を取るだけで精一杯だったから彼女たちに関わろうとしなかったから、当然のことだ。

1年かけて構築された交友関係に「やっぱりわたしも入れて!」と言いながらうまく立ち回って馴染めるだけのコミュニケーションスキルがわたしにはなかった。それだけのこと。

それだけのことだが、大学生活を俯瞰して何を得られるのかすごく不安になってしまう。

自分で選択して法学部に来たが、1年生のころから必修の授業には本当に興味が持てず、もちろん成績は良くない。

頑張ろうと思っていた語学も結局身にならず終わりそうだし(一般的には2外なんてそんなものかもしれないが、わたしのいる環境は本気を出せば学校のサポートだけで武器になる程度に身につけられるはずなのだ)、いま自分が本気で頑張れると思うのは文章を書くことだけで、友人さえまともに作れていない。

趣味つながりの友人は大学でもいて、一緒に本を作るくらいには親しくなったが我々が関わる理由は明確で、趣味以外の領域にはあまり踏み込まない。
何かあったときに泣きつけるような、ふと思い出して理由もなく連絡を取れるような、そういう親しい友人は大学ではまだできていない。


文学部への学士編入修士進学はほとんど諦めたので、来年の今ごろはおそらくわたしも就活をしている。

このままでは、学生生活に力を入れたことを聞かれても言葉に詰まってしまう。
「みんな同じ」なのかもしれないが、真面目に生きているつもりだったのだ、わたしなりに。

だけど、いまだに将来何をしたいかはわかっていないし、頑張れることで生きていけるだけのチャンスはまだ掴めていない。

生存戦略、していかないと。